後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年
毎回毎回、書下ろしの本を書くと、脳みそが焼き切れます。
容量を遥かにオーバーしているからなんでしょうね。絶対に知恵熱が出るのですが、今回の知恵熱はレベルが違いました。ずっと、キン肉マン戦のウォーズマンみたいに体中からケムリが出ている状態でした。入稿が終われば40度出て、初校戻せばまた出て、校了作業から最後の念校までの作業はずっと38度オーバーの状態でやってました。
それぐらい、追いつかなかったです。濃かったです。だって、高田繁の70年を凝縮させた本なのですから。いまの僕には高田繁が憑依しているのかもしません。
僕は高田GMが好きじゃありませんでした。中畑清も好きじゃありませんでした。
だって、巨人なんだもの。2012年、DeNAのGMと監督にこの二人が来たときは冗談じゃない「横浜DeNAは小さな巨人です!」じゃねえんだよ! と荒れたぐらい。
でも中畑さんは、本当にこのチームを変えようとしていることがすごく伝わってきた。インタビューもたくさんさせてもらったし、4回ぐらい一緒に泣いたこともありました。人間味がすごいあったんですよね。
一方で高田さんって、現場でもすごく素っ気なくて、冷たい人という印象。周りの人に聞いても「血も涙もない人」とかよく聞きました。懇意の記者の人とかは仲良さそうにしているのが、またなんかイヤな感じでした。