【号外】おかえりなさい! ベイスターズが開幕しました
野球はなんて楽しいのだろう。
月曜日でもないのに我慢できずに書いてます。明日書籍の校了日なのに書いてます。そんなことなんて、どうでもよくなる力が野球にはありますね。ついこの前までの、ストレスと諦念を背負うために見続けていた苦行のような野球はなんだったのだろう。
まるで晴れ渡った今日の青空のようじゃないか。一点の曇りもない。生まれ変わったかのような、はじめて尽くしのオンパレード。宮下朝陽初本塁打、度会決勝本塁打、平良初登板、中川虎初勝利、はじめての逆転勝ち。はじめての連勝。忘れていた。俺がなぜ、この球団に夢中になっていたのか。これがベイスターズ。オフからの削ぎ落され続けてきたあれこれのおかげですっかり忘れかけていたよろこびの感覚を取り戻した心持です。
試合は4回ヒュンメル初落球からの、投手の床田にタイムリーで4点差。相手床田はパーフェクトで、ふて寝準備のまくらを立てたところからの大逆転。しなびていた心が吼えた。変色ヒトデが星になった。沈んだマルハがウミオスになった。
これは開幕だ。心の開幕だ。
2点差に迫った7回ツーアウト。逆転劇は若い下位打線からはじまった。ショートで初スタメンのルーキー宮下朝陽。昨日はサードで初安打。追い込まれてからの難しい低めを短く持ってライトスタンドに運ぶ。持ち味の右に大きいのを打てることを証明する初ホームランもよかったが、9回の三遊間奥からの遠投で差し切ったフィールディングもシビれた。霧に包まれていたショート戦争にまさに朝陽が差したような吉兆である。森・林・石上と大自然トリオを制するのはやはり万物を照らす朝陽なのか。